
ひきこもりの状態から川口市の就労継続支援B型へ|最初の一歩をどう作るか
「もう何年も家からほとんど出ていない」「人と会うのが怖い」――そんな状態から、いきなり働くことを目指すのは現実的ではありません。本記事では、ひきこもりの状態から川口市の就労継続支援B型へ、どう一歩ずつつなげていけるかを、精神保健福祉士の視点で整理します。川口市にある就労継続支援B型事業所 Melth東川口での受け入れの実際も交えてお伝えします。
ひきこもりの状態から「通所」までには段差がある
ひきこもりの状態といっても、人によって幅があります。家の外にはほとんど出ないが家族とは話せる方、自室からあまり出られない方、医療にはつながっているが社会的な場所から離れている方。期間も半年ほどの方もいれば、十数年の方もいらっしゃいます。
共通しているのは、「人のいる場所に身を置くこと自体が負担」という点です。だからこそ、「働く/働かない」の前に、人のいる場所に短い時間でもいられる経験を積み直すところから始める必要があります。
就労継続支援B型は、一般就労が難しい方が自分のペースで働ける福祉サービスです。「就労」という名前はついていますが、通い始めの段階では「作業をする場所」というより「安心して過ごせる居場所」として使うことができます。この入り口の柔らかさが、ひきこもりの状態から再び外へ出る方にとって大事な特徴です。
川口市・東川口エリアでの事情
川口市は人口約60万人の中核市で、精神科クリニックや訪問看護ステーション、相談支援事業所がひととおりそろっています。隣接するさいたま市緑区(浦和美園)、越谷市、草加市、三郷市などからも通える範囲です。
一方で、ひきこもりの状態からいきなり都心へ出るのは負担が大きい、という声もよく聞きます。川口市内、特に東川口エリアは、都心までは出なくていい距離感で福祉サービスを使えるのが強みです。 JR武蔵野線と埼玉高速鉄道の2路線が交わるため、川口市のほかの地域からも、隣接市からも、乗り換え1回程度でアクセスできます。
川口市の相談窓口としては、川口市役所の障害福祉担当窓口のほか、市内の相談支援事業所、保健所、ひきこもり地域支援センター(埼玉県)などがあります。「どこに相談していいかわからない」という段階では、まず市区町村の障害福祉担当窓口か、通院先のソーシャルワーカーに声をかけるのが現実的です。
最初の一歩をどう作るか
ひきこもりの状態からB型通所にたどりつくまで、だいたい次のような段階を踏むことが多いです。順番どおりでなくてかまいませんし、戻ったり止まったりしても大丈夫です。
ステップ1:話す相手を1人作る
家族以外に、自分の状態を話せる人を1人作ることから始めます。通院している方なら主治医やクリニックの精神保健福祉士、未受診の方なら川口市の障害福祉担当窓口や保健所の保健師が候補になります。
「相談」と身構えなくても大丈夫です。「こういう状態の自分でも使えるものはありますか」と聞くだけで、話は進みます。
ステップ2:受給者証と就労選択支援の流れを知る
B型を利用するには受給者証が必要です。川口市では、障害福祉担当窓口で申請し、サービス等利用計画の作成を経て支給決定、という流れになります。
2025年10月から、B型の新規利用は原則として「就労選択支援」というアセスメントを経てからという形になりました(原則1か月・最長2か月)。50歳以上の方など例外に該当する場合もあります。詳細はお住まいの市区町村の決定によりますので、川口市役所の障害福祉担当窓口でご確認ください。
ステップ3:見学で「人のいる場所」に短時間だけ身を置く
ここが大きな一歩になります。見学は、まだ利用を決めなくても大丈夫な、低いハードルの機会です。Melth東川口の見学の所要時間は30分ほど。持ち物・服装の決まりはありません。普段どおりでお越しください。
ご家族や支援者と一緒の来所も歓迎しています。ご本人は見学の間ほとんど話さなくて大丈夫、という形でもかまいません。「作業の場所と人の雰囲気を見るだけ」で終わってよい時間です。
ステップ4:体験利用で、短い時間から試す
見学のあと、気持ちが向けば体験利用に進みます。1日だけでも、半日だけでも大丈夫です。「あの場所にもう一度行けた」こと自体が、ひきこもりの状態から通所へ向かう重要な実績になります。
ステップ5:通所をゆるやかに始める
正式に利用開始となったら、週1日・短時間から始めることができます。川口市の就労継続支援B型 Melth東川口では、作業は①コーヒー製造、②軽作業、③パソコン作業の3種類から本人が選べます。接客は作業の中に含まれていません。人と話すことが負担な方は、黙々と作業するところから入れます。
Melth東川口での実際
就労継続支援B型事業所 Melth東川口は、東川口駅 南口(1番出口)から徒歩5分圏内にあります。送迎は行っていません。駅から近いこと、在宅ワークも選べることで、送迎がなくても通える仕組みにしています。
ひきこもりの状態から通い始めた方への配慮として、次のような点を大事にしています。
- 「作業をしに来る」ではなく「来ることが目的」でよい日を認める。来てイスに座っているだけ、スタッフと少し話すだけで帰ってもかまいません
- 在宅ワークに対応しているため、通所に不安があるときは自宅から始めることもできます(週1日から利用可)
- 昼食は無料。「お弁当を持っていく」「外で食事をする」というハードルを下げます
- 主治医・訪問看護・相談支援専門員との連携を重ねます。通所の継続は、本人と事業所だけでなく、医療と地域の支援が土台になっています
- 利用時間は9:30〜14:30ですが、通い始めは短縮して利用することもご相談いただけます
支援は、国家資格保持者を含む福祉・医療の経験が豊富な職員がチームで行います。エビデンスに基づいた支援を掲げており、長期間ひきこもりの状態にあった方の受け入れについても、ご家族・医療機関・相談支援専門員と連携しながら進めています。
工賃は時給300円から(作業内容や通う頻度で変わります)。ひきこもりの状態からの再開段階では、工賃そのものより「月末に自分の口座にお金が振り込まれる」経験が自信につながる、という方もいらっしゃいます。
よくあるご質問
Q. 何年も家から出ていません。それでも見学に行けますか
はい、まずご家族や支援者から電話でご相談いただくことから始められます。ご本人は玄関まで出て引き返す、という形の見学でも結構です。無理に全工程を見ていただく必要はありません。
Q. 診断や手帳はありませんが利用できますか
診断や手帳については相談に応じます。自立支援医療の利用や診断書で利用につながる場合もあります。詳しくは川口市役所の障害福祉担当窓口か、Melth東川口へご相談ください。
Q. 通い始めても続かなかったらどうしよう、と不安です
途中で来られない日があるのは珍しくありません。連絡が取れる状態にしておけば、再開のサポートができます。ひきこもりの状態からの再出発は、休みながら進むのがむしろ普通です。
Q. 家族だけが先に相談してもいいですか
歓迎しています。本人が乗り気でなくても、家族が先に外部とつながることが、全体を動かす力になります。
Q. 川口市以外に住んでいます。利用できますか
就労継続支援B型は、お住まいの市区町村が交付する受給者証で利用します。越谷市・草加市・三郷市・吉川市・さいたま市緑区など、東川口駅に出てこられる範囲にお住まいの方であれば、お住まいの市から受給者証を受けてMelth東川口に通っていただけます。
まとめ
ひきこもりの状態から川口市の就労継続支援B型にたどりつくまでには、「話す相手を作る」「制度を知る」「見学で身を置く」「体験する」「ゆるやかに始める」という段差があります。一段ずつでかまいません。戻る日があってもかまいません。
川口市で、東川口エリアで、ゆっくり外に出る練習をしたい方。ご家族として、本人を外とつなげる窓口を探している方。就労継続支援B型事業所 Melth東川口は、そのための場所のひとつです。見学・ご相談だけでも歓迎しています。
見学のご相談を受け付けています
「まだ利用するか決めていない」「まず話を聞いてみたい」という段階でも構いません。ご家族や支援機関の方からのお問い合わせも歓迎しています。
お問い合わせ先
就労継続支援B型事業所 Melth東川口
〒333-0811 埼玉県川口市戸塚2-21-6 フラワーレジデンス102
各線 東川口駅 南口(1番出口)から徒歩5分圏内
電話:048-229-6380(タップで発信できます)
利用時間:9:30〜14:30(サービス提供時間)
営業時間:平日 8:30〜16:30(土日休み・お問い合わせと見学の受付)
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