
川口市・埼玉県の障害福祉の相談窓口|就労継続支援B型につなぐための見取り図
川口市で就労継続支援B型の利用を考え始めたとき、「まずどこに聞けばよいのか」が分かりにくく、動き出せない方は少なくありません。本記事では、川口市・埼玉県にある障害福祉の相談窓口を、役割ごとに整理してお伝えします。精神保健福祉士として相談を受けてきた立場から、「どんな用件のときにどの窓口が合うのか」の見取り図を書きます。
就労継続支援B型事業所 Melth東川口(埼玉県川口市戸塚2-21-6 フラワーレジデンス102/東川口駅 南口から徒歩5分圏内)にも、見学や問い合わせのご連絡は多くいただきます。ただ、事業所にたどり着く前に相談できる窓口は複数あり、順番に当たっていくことで気持ちの整理がつくこともあります。
相談窓口は「3つの層」で考える
川口市で就労継続支援B型につながる相談窓口は、大きく3つの層に分かれます。
- 行政の窓口(川口市役所の障害福祉担当窓口・保健センターなど)
- 専門の相談機関(相談支援事業所、障害者就業・生活支援センター、発達障害者支援センターなど)
- 医療・事業所(かかりつけの精神科、就労継続支援B型事業所など)
どれが「正しい入口」というものはなく、動きやすいところから当たっていけばよい、というのが基本の考えかたです。以下、それぞれの窓口の役割と、川口市で就労継続支援B型を利用する場合にどこで何を聞けるかを順にご説明します。
川口市役所の障害福祉担当窓口
川口市で障害福祉サービス(就労継続支援B型・就労移行支援・生活訓練など)を利用するには、川口市から障害福祉サービス受給者証の支給決定を受ける必要があります。この申請を受け付けるのが、川口市役所の障害福祉担当窓口です。
川口市役所に相談するとよい内容は次のとおりです。
- 障害福祉サービス受給者証の申請手続き
- サービス等利用計画の作成を依頼する相談支援事業所の紹介
- 自立支援医療(精神通院医療)の申請
- 精神障害者保健福祉手帳・療育手帳・身体障害者手帳の申請
- 障害福祉サービスの利用者負担や、川口市独自の助成制度の確認
電話番号・住所・受付時間はお住まいの区域で変わります。 川口市公式サイト、または代表電話で部署名を伝えてご確認ください。本記事では詳細を記載しない方針としています(情報が古くなった際に、読者を誤った窓口にお送りしてしまうためです)。
川口市内では、本庁舎のほか、支所・鳩ヶ谷総合庁舎などで扱える手続きが異なります。来庁前に「障害福祉サービス受給者証の申請について相談したい」とお伝えして確認いただくと、二度手間を避けやすくなります。
川口市保健センター・埼玉県の保健所
精神疾患についてのご相談、通院先の情報、ご家族からのご相談などは、川口市保健センターや、川口市を所管する埼玉県の保健所も窓口になります。
ここで相談できるのは、たとえば次のような内容です。
- 精神科への受診につながっていないが、どこに行けばよいか分からない
- ご本人が受診を拒んでおり、ご家族としてどう動けばよいか
- アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存に関する相談
- 自殺予防に関する相談
「就労継続支援B型を利用したい」という直接の相談先ではありませんが、就労の前に治療や生活の立て直しが必要な段階では、まず保健部門の窓口が合うことがあります。精神保健福祉士の視点でも、医療と福祉の整理がついてから事業所の見学に進んだほうが、見学の目的がはっきりしやすい、と感じる場面は多くあります。
川口市の相談支援事業所(指定特定相談支援事業所)
障害福祉サービスを利用するには、サービス等利用計画(計画相談)という書類が必要です。この計画を作るのが、相談支援事業所です。
川口市内には、川口市から指定を受けた相談支援事業所が複数あります。相談支援専門員が、ご本人の希望や生活状況を聞き取り、どの事業所をどのくらい使うかを一緒に組み立ててくれます。
ここで相談できるのは次のような内容です。
- 就労継続支援B型・就労移行支援・自立訓練など、どのサービスが合いそうか
- 具体的にどの事業所に見学に行くとよいか
- サービス等利用計画の作成
- 利用を始めたあとのモニタリング(半年〜1年ごとの見直し)
どの相談支援事業所に依頼するかは、ご本人・ご家族が選べます。 川口市役所の障害福祉担当窓口で「市内の相談支援事業所の一覧をいただきたい」とお伝えすると、資料を出してもらえます。この層が、川口市で就労継続支援B型を使うときの実質的な「ハブ」になることが多いです。
障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)
通称「なかぽつ」と呼ばれる障害者就業・生活支援センターは、就労と生活の両面で相談にのる機関です。埼玉県内にも各地域に設置されており、川口市にお住まいの方が利用できる担当エリアが決まっています。
ここで相談できるのは次のような内容です。
- 一般就労を目指したいが、まず何から始めればよいか
- 就労継続支援B型から一般就労・障害者雇用へ進むときの道筋
- 働き始めたあとの職場との調整
- 生活リズム・金銭管理など、就労を続けるための生活面の相談
Melth東川口に通っておられる方のなかにも、一般就労を視野に入れた段階で「なかぽつ」に登録される方がおられます。B型は就労の「ゴール」ではなく、合った形で働くための選択肢の一つなので、少し先を見据えて並行して相談する、という使いかたができます。
発達障害者支援センター・高次脳機能障害支援拠点など
埼玉県には、発達障害のある方のための発達障害者支援センターが設置されています。診断の有無にかかわらず、ご本人・ご家族・支援機関からの相談を受けています。「診断をどこで受けたらよいか分からない」「診断は出ているが、どのサービスにつなげばよいか迷っている」といった段階でも、ご相談いただいて差し支えありません。
同じく、高次脳機能障害・難病などについては、県の支援拠点があります。ご自身の状態に合う窓口が分からないときは、まず川口市役所の障害福祉担当窓口か保健センターに「どこに相談したらよいか」と聞くところから始めると、適切な窓口につないでもらえます。
ハローワーク川口(専門援助部門)
就労継続支援B型は障害福祉サービスなので、ハローワークとは制度の枠組みが別です。ただ、「将来は一般就労も考えたい」「障害者雇用の求人を見てみたい」という段階では、ハローワーク川口の専門援助部門が相談先になります。
B型を利用しながらハローワークにも登録して情報を集める、という形は制度上問題ありません。進路の選択肢を広げたいときに、頭の片隅に入れておくとよい窓口です。
就労継続支援B型事業所も「相談先」のひとつ
ここまで行政・専門機関を中心にお伝えしてきましたが、就労継続支援B型事業所そのものも相談先のひとつです。「まだ受給者証を持っていない」「診断があるかどうか分からない」という段階でも、見学のご連絡をいただいて差し支えありません。
Melth東川口では、見学を30分ほどで行っています。持ち物・服装の決まりはありません。普段どおりでお越しください。見学のときには、作業の様子をご覧いただきながら、受給者証の申請の進めかたや、相談支援事業所の選びかたについても、ご状況に合わせてお伝えしています。
Melth東川口の作業は、①コーヒー製造(焙煎は外部に委託しています)/②軽作業/③パソコン作業の3種類から、ご本人が選べます。工賃は時給300円から(作業内容や通う頻度によって変わります)。週1日から利用できます。在宅ワークにも対応しています。昼食は無料です。送迎は行っていませんので、公共交通機関でお越しください。東川口駅 南口(1番出口)から徒歩5分圏内です。
営業時間(お問い合わせ・見学の受付時間)は平日 8:30〜16:30/土日休みです。サービス提供(利用)時間は9:30〜14:30です。
よくあるご質問
相談窓口を1か所に決めないといけませんか?
いいえ。並行して複数に相談してかまいません。たとえば「川口市役所で受給者証の申請を進めつつ、相談支援事業所で計画を作り、同時に事業所の見学もする」という使いかたが一般的です。
どこから始めたらよいか本当に分かりません。
「今いちばん困っていること」から入るのが実際的です。生活リズムや受診のことで困っているなら保健センター、サービス利用の手続きなら川口市役所の障害福祉担当窓口、仕事・活動の場を探しているなら就労継続支援B型事業所の見学、というように入口を分けて考えると迷いにくくなります。
家族だけで相談してもよいですか?
はい。ご家族・ご親族からのご相談も受け付けている窓口がほとんどです。ご本人の同席がなくても、「本人は今は動けない」という状態からのご相談で問題ありません。
就労選択支援を受ける必要があると聞きました。
2025年10月から、就労継続支援B型を新しく利用する場合、原則として就労選択支援(原則1か月・最長2か月)を経てからの利用開始になりました。50歳以上の方など例外に当たる場合もあります。詳細はお住まいの市区町村の決定によりますので、川口市役所の障害福祉担当窓口と、相談支援事業所でご確認ください。
まとめ|川口市で就労継続支援B型につなぐ相談窓口の整理
川口市で就労継続支援B型を利用するまでの相談窓口を整理すると、おおむね次のかたちになります。
- 制度・手続きのこと → 川口市役所の障害福祉担当窓口
- 医療・生活のこと → 川口市保健センター、埼玉県の保健所
- サービス利用計画・事業所選び → 川口市内の相談支援事業所
- 就労・生活の総合相談 → 障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)
- 発達障害・難病など、特性に応じた相談 → 埼玉県の各支援センター
- 事業所の中を知りたい → 就労継続支援B型事業所の見学
どこから始めても間違いではありません。動けるところから一歩ずつ、順番にたどっていけば大丈夫です。
見学のご相談を受け付けています
「まだ利用するか決めていない」「まず話を聞いてみたい」という段階でも構いません。ご家族や支援機関の方からのお問い合わせも歓迎しています。
お問い合わせ先
就労継続支援B型事業所 Melth東川口
〒333-0811 埼玉県川口市戸塚2-21-6 フラワーレジデンス102
各線 東川口駅 南口(1番出口)から徒歩5分圏内
電話:048-229-6380(タップで発信できます)
利用時間:9:30〜14:30(サービス提供時間)
営業時間:平日 8:30〜16:30(土日休み・お問い合わせと見学の受付)
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